インド、グローバルAIランキングで第4位に

インドがスタンフォード大学の「グローバルAIバイブランシーランキング」で第4位を獲得しました。この結果は、人工知能(AI)分野でのインドの急成長と存在感を示すものです。NITIアーヨグによる国家AI戦略や活発なスタートアップエコシステムなど、政府主導の取り組みがAI研究、イノベーション、普及におけるインドの進歩を後押ししています。また、インドの高度な技術力を持つ労働力や、自然言語処理やコンピュータビジョンといったAI分野への貢献も、その国際的地位向上に寄与しています。

インドのこの成果は、米国や中国と並ぶAIリーダーとしてのポテンシャルを示すものであり、グローバルAIハブとしての成長を持続するための協力と人材育成の重要性を強調しています。

さらに、このランキングでの高評価は、日印間の新たなビジネス機会も生み出します。日本企業にとっては、AI主導のイノベーションやスタートアップとの協業、人材活用、現地市場への進出など、さまざまな分野でインド企業との提携が期待されます。これにより、両国の経済関係が強化され、幅広いセクターでのイノベーションが進むことで、相互成長と技術リーダーシップが促進されるでしょう。

この記事を書いた人

西山謝志

西山謝志

有限会社マーケット・リサーチ社 代表/インド市場調査コンサルタント
元エクソン社および伊モンテディソン社にて東南アジア地域統括を歴任後、証券会社での産業アナリスト職を経て、1997年にマーケット・リサーチ社を設立。インド市場に特化した調査・進出支援の第一人者として、20年以上にわたり100社以上の日本企業の現地進出をサポートしてきた実績を持つ。特に、自動車、エネルギー、食品、医療、機械、ITなど幅広い業種において、市場調査・販路構築・提携交渉などの実務支援を行っている。